アボイダブルコストとは、回避することが可能な費用のことで、「回避可能経費」といいます。
例えば、貨物輸送に係わるアボイダブルコストとは、JR貨物が、JR旅客各社など第一種鉄道事業者の施設を共用する場合、貨物列車が走行しなければ回避できる経費(例えば摩耗によるレール交換費用)などのことをいいます。
JR7社間の協定で決められており、トンネル、橋梁、防音壁等の修繕費、鉄道施設の保守や管理の人件費、減価償却賛、固定資産税に対する負担額は免除されています。
近年では、新幹線の開通に伴って並行在来線となり第三セクターが管理するようになった路線などで、アボイダブルコスト方式が適用されない例もあります。