バーコードとは、何本かのライン(バー)で商品名、製造会社名、品目などの商品情報を表すシンボルのことです。
一次元、改良を加えた二次元のバーコードがあり、一次元のものとしては多くの消費財で使用されているJAN、ダンボール向けのITF、宅配便など伝票に用いられるNW-7、倉庫内で活用されるCODE-39、SCMラベルで使用されるCODE-128などがあります。
2次元バーコード(二次元シンボル)は、一次元バーコードより多くの情報を、より少ない面積に保有することができます。
■JAN
JANとは、Japanese Article Numberの頭文字からとった略号で「日本の商品番号」という意味です。
■EAN
EANとは、European Article Numberの頭文字からとった略号で、イギリス、フランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国で、国際的に通用する統一コードです。
■UPC
UPCとは、Universal Product Codeの頭文字からとった、米国の一般製品コードの頭文字からの略号です。
■ITF
ITFとは、統一商品コードで、Interleaved Two of Fiveの略号です。
JANコードの前に1桁または2桁の「物流識別コード」を付加したも ので、「物流商品コード」といいます。
■NW-7(CODABAR)
4本のバーと、3本のスペースの合計7本で、構成されているので、NW-7とも呼ばれています。
ナンバリング式印刷が容易なため、血液の管理用、宅配便の配送伝票、図書の管理、貸出用会員カード、書留郵便の管理用な ど、連番印刷の必要なものに広く利用されています。
■CODE39
CODE39は、主に工業用に、FA(Factory Automation)をはじめ、 自動車、電機関係の輸出入用梱包などに使用されています。
■CODE128
CODE128は、フルアスキーの128文字すべてをシンボル 化できます。
スタートコードが3種類あり、それぞれ103種のコードパターンをもっているので、スタートコードの選択により128文字が表現できます。