海上コンテナ安全対策(コンテナ・セキュリティ・イニシアティブ:CSI)とは、米国向け貨物の輸出港に米国税関当局の職員を駐在させる等の安全対策を求める取り組みのことです。
海上コンテナ安全対策(CSI)は、米国に輸入される貨物を厳格に検査することによって、大量破壊兵器関連物資やテロリストが使用する兵器の米国内への流入阻止を目的としています。2002年に米国で導入された制度で、米税関・国境保護局(CBP)がCSIを担当し、主に海上輸送のコンテナが検査対象となっています。
現在、北米、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、中東、および中南米の港でCSIが実施されています。アメリカ向け海上コンテナ貨物全体の約86%をCSIが展開されている58の港がカバーしており、事前検査の対象になっています。