MPRとは、資材所要量計画のこと。
MPS(master production schedule)と呼ばれる最終製品の一定期間の期別の所要量(需要量)を多少の変更は許すものの、基本的にはいったん確定させたうえで構成部品の親子関係の従属性から、原材料、部品について、「いつ」、「何を」、補充すべきかという生産・発注オーダーを、構成部品の補充リードタイムを考慮しながら計算により策定するシステム。
在庫をもつことの否定から始まりましたが、かんばん方式が後行程からの実際の需要によって補充が喚起されるのに対してコンピュータ上でオーダーが作られることからプッシュ方式とも呼ばれます。
狭義のMRPに対してMPSの作成や負荷管理まで取り込んだシステムでMRP2と呼ばれる拡張版もあります。