NOx・PM法とは、自動車から排出される窒素酸化物(NOx)や、粒子状物質(PM)等による大気汚染が深刻な問題となっており、平成13年6月に「自動車から排出される窒素酸化物の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法」が改正され、粒子状物質が対象に加えられるとともに同法の対策地域が拡大されました。
この法律では「自動車交通が集中している地域」や、「大気にかかる環境基準の確保が困難な地域」など一定の要件を満たす地域を対策地域として指定し、この地域内で登録されている自動車に関してNOxやPMの排出の少ない自動車を利用するように「車種規制」という規制が盛り込まれています。
「車種規制」により、平成14年10月以降に窒素酸化物(NOx)、および、粒子状物質(PM)の排出基準を満たしていない自動車は猶予期間後は登録が出来ない(車検が通らない)ことになりました。
ほぼ全てのディーゼル車、ガソリン・LPG車(貨物・乗合・特殊自動車)でも排ガス規制にかかる場合が該当します。ガソリン乗用車、特殊自動車(トラクター、フォークリフトなど)、軽自動車(黄色・黒ナンバー)は規制対象外です。