微小粒子状物質とは、大気中に浮遊する粒子状物質のことで、粒径が 2.5μmの粒子を 50%の割合で分離できる分粒装置を用いて、より粒径の大きい粒子を除去した後に採取される粒子のことです。 PM2.5は、発生源から直接排出される一次粒子と、大気中での光化学反応等によりガス成分(VOC、NOx、SOx1等)から生成される二次粒子に分類されます。
主に、燃焼で生じた煤、風で舞い上がった土壌粒子(黄砂など)、工場や建設現場で生じる粉塵のほか、燃焼による排出ガスや石油からの揮発成分が大気中で変質してできる粒子などからなっています。
粒子状物質という呼び方は、これらを大気汚染物質として扱うときに用います。