トレーサビリティとは、一般的には食品の安全を確保するために、栽培、飼育から、加工、製造などの過程を明確にすること。または、その仕組みのことをいいます。
物流におけるトレーサビリティには2つの意味合いがあります。
一つは「いつ、どこから、いくつ、どのように(入荷・保管され)、どこへ、どのような状態で、どのような手段で(配送・納品されたか)」という製品・商品自体の動きを示すもの。
これらは貨物追跡サービスなどで追跡可能です。
もう一つは、業務全体の運営状況が「いつ、どのようになされ、効率やコスト・生産性などが変化していったのか」を追跡する。という意味合いがあります。
これらは運行などの単一業務はタコグラフなどで追跡が可能ですが、全体を見渡したときの業務内容や、コストとの相関追跡の実施など改善活動の実施ができ、今後の物流発展のために必須のサービスとなりつつあります。